家族の反対:この経験から学んだこと
信仰を始めた頃は夫から反対を受けることはなく、夫にも福音を広めました。でも夫はお金を稼ぐのに忙しくて信仰に入らなかったんです。その後、私の態度や振る舞いがガラッと変わって、いつも穏やかになったのを見て信仰を応援してくれるようになりました。でも1年後には、私の信仰を邪魔し始めたんです。ある日仕事から帰って来た夫にこう聞かれました。「君が信じているのは東方閃電か? 今日マイクを車で送ったんだが、その時に言われたよ。マイクの教会の長老は、『東方閃電』は真の道じゃなく、説教が高尚だからみんなすぐに騙されると言ってるらしい。マイクから説教を聞くべきじゃないと警告されたよ」と。マイクは夫の上司で、主を長年信じています。才能があって、夫がとても尊敬している人です。夫がマイクの話を信じているようだったので、こう言いました。信仰のことを何も知らないのに、他の人の言うことをうのみにすべきじゃないわ、と。一瞬ためらった様子だったけど、その時は何も言われませんでした。
でも別の時に、真剣な顔で言われたんです。「少し検索してみたが、全能神というのは共産党の取締りを受けているじゃないか。それに、全能神は神ではなく人間だとか、全能神教会は人から財産を絞りとっているとか、たくさんの意見を目にしたよ。今後一切全能神教会の集会には言ってはだめだ。騙されてしまうから」と。それを聞いて、本当に腹が立って、こう言いました。「全能神の言葉も読んだことがないし、教会のことも分かってないあなたが、ネットで噂を読んだだけでそんなふうに勝手に決めつけるの? 知ってると思うけど、クリスチャンは皆主イエスを信じていて、主イエスが真の神だと認めてるわ。2000年前、主イエスが働きを行った時、多くの人に断罪され否定されたの。たくさんの人が主イエスはただの人間、ただの大工の息子だと言った。確かに外見は普通の人間と変わらなかったけど、神の性質をもっていて、真理を表して人類を贖うことができたの。主イエスは受肉した神の霊で、人類の贖い主なのよ。共産党の言うことを信じて、外見が人間のようなら神じゃないというなら、それは主イエス・キリストを否定することにもなるわ。主イエスと同じように、全能神だって一見普通の人間のようだけど、真理や神の声を表すことができるの。私は今まで全能神の言葉をかなり読んだけど、あらゆる聖書の奥秘を明らかにして、サタンによる人間の堕落や、神が人類を救う方法や世界の暗黒と邪悪の根源や、人間の堕落の真相を教えてくれたわ。罪から逃れ、神に救われ、天国に入るための道も示してくれた。どんな有名人も偉人も、こういった真理を表すことはできないわ。人間が真理を表すことができると思う? 贖いと救いの働きができると思う? 人間には無理なの。だから全能神は受肉して人類のもとにやってきた神なのよ」。夫には、全能神教会がお布施や献金を求めたことなんてない。神の御言葉が書かれた本はすべて無料で与えられたもの。教会は信者のお金が目当てだという共産党の話は完全な捏造だから、そんな嘘に騙されないでと言いました。何も言わずに行ってしまいました。
その後、福音を広めてから帰宅すると、夫が不満げな様子で言ったんです。「ネットで見たが、全能神教会の信者が家族を捨てていると共産党が言っているぞ。最近外出することが多いが、出ていくつもりなのか?」と。私は「一生懸命家のことをしている私に、よくもそんなこと言えるわね。私が外出するのは福音を広めるため。救い主が来て、その救いを受け入れられると人々に伝えているの。あなたもわかるでしょ。人々がどんどん堕落して、邪悪な流れにのまれて、罪の中を生きているのを。あなたの仲間だって、みんなギャンブルしたり女を買ったり。一人でも道徳的な人はいるの? 世界は本当に邪悪になってしまった。人類は神を否定して、神に逆らい、堕落を極めている。聖書は終わりの日の大災難が、堕落した人類を滅亡させると預言しているけど、災難は今大きくなっているの。全能神の裁きと刑罰を受け入れ、罪と堕落から逃れた人だけが、神に守られて災難を逃れ、天国に入ることができるのよ。全能神の信者は、早急に人類を救いたいという神の旨を理解して、肉体的な喜びを捨てて、神の国の福音を広めて、証しを立てようとしているの。それが義なのよ! でも共産党は信仰も、福音を広げることも、神の証を立てることも許さず、クリスチャンを狂ったように逮捕して迫害してる。だから多くのクリスチャンが家を出て、戻ることができず、逮捕され収容されて、迫害を受けて死ぬ人もいる。これは共産党がクリスチャンを迫害しているせいでしょう? でも共産党は責任転嫁して、信者が家族を捨てているなんて言うの。真実を捻じ曲げて、白黒を逆にしていると思わない? 信仰をもつことは正しい事。共産党は邪悪で、嘘ばかり。でもあなたは共産党を嫌うどころか、その嘘を信じているのね。共産党を信じて、信仰がうちの家族を壊していると言うなんて、善悪の取り違えもいいところだわ」。夫は共産党の嘘を信じ込んでいて、私の話を聞こうともしません。怒ったように、「どうでもいい。何を信じてもいいが全能神だけはだめだ」と言ったんです。その頑なな態度を見て、突然パニックになりました。結婚して十何年。色々なことを一緒に乗り越えてきて、どんなことも2人で話し合い、支え合ってきました。大きなケンカをすることもなかった。だから、私が全能神を信じていることが、彼を怒らせてしまったのだと思うと本当に辛くなりました。神の旨を理解できるよう導いてくださいと、静かに神に祈りました。祈った後、この御言葉を思い出しました。「神が人において行う働きのあらゆる段階において、それはあたかも人の手配により、あるいは人の干渉から生まれたかのように、外面的には人々の間の相互作用のように見える。しかし舞台裏では、働きのあらゆる段階、起こるすべてのことは、神の面前でサタンが作った賭けの対象であり、人は神への証しにおいてしっかりと立つことが要求される」(『神の出現と働き』「神を愛することだけが本当に神を信じることである」〔『言葉』第1巻〕)。それでわかったんです。今の状況は、夫が私の信仰の邪魔をしているように見えるけど、実はその裏にはサタンの干渉があるのだと。サタンは人を永遠に支配し、所有したがる。私が神の前に来て、神を崇めるのが面白くないから、あらゆる手で阻止しようとしているのだと。オンライン上の嘘や噂で夫を惑わせて、夫が私の邪魔をするように仕向れば、私が夫のために真の道を諦めて、神を裏切ると思ったんです。サタンは本当に陰険で邪悪です! それを知って、決意しました。サタンがどんな手を使おうと、信仰を貫いて神に従い、サタンには絶対に屈しないと! だから夫に言いました。「私は神を信じて従います。それが正しい道だから。これは私の選択よ。あなたに邪魔する権利はない!」と。夫は何も言わず怒り心頭で出て行きました。
ある日、私が御言葉の歌を聴いているのを見た夫は、不満げに強い口調で言いました。「言っただろ、全能神は信じるな。どうして言うことを聞かないんだ? マイクは何年も神を信仰している敬虔なクリスチャンなんだぞ。そのマイクが東方閃電は真の道じゃないと言ってるんだ。神を信じるならマイクの教会に行ったらいいじゃないか。大きくて有名な教会だぞ。私も毎週一緒に通うから。マイクを通して牧師に話をしてもらおう」と。私は答えました。「どうしてマイクの話が本当だと分かるの? どうして牧師を崇めるの?」と。「牧師が資格をもっていて有名であれば、実際の説教の内容はどうでもいいのね。全能神を受け入れない限り、真理を与えられることはないわ。昔から同じ聖書の知識ばかり繰り返して、主の言葉を実践する方法や人の罪深さを解決する方法には、まったく触れようとしない。その教会に行っても、私には何も得るものはない。全能神教会の集会は楽しいの。本当にためになるのよ。多少の真理を理解して、正常な人間性を生き抜く方法を学べるの。信仰を始めてから私が変わったって、あなたが言ったのよ。だからその事実をそのまま受け止めて、共産党の嘘を信じて私の邪魔をするのはやめて」と。夫は反論できずに、脅しにかかりました。「どうしても言うことを聞かないんだな、このまま信仰を続けるなら、手持ちの現金と銀行口座を私の名前にして、家の名義も私に変更しろ」と、そう言われました。その言葉が、ナイフのように胸に深く突き刺さりました。結婚して以来、私は倹約に励んで、一生懸命お金を稼ぎました。家を購入する時の頭金を用意するのも大変で、新しい洋服なんてずっと買っていません。家のためにできることは何でもしてきたのに。そんなにひどいことを口にできるなんて、とショックでした。何年も夫婦としてやって来たのに、私の信仰のせいで関係が悪くなるなんて。もしお金も家もなくなったら、万一追い出された場合はどうすればいいの? ナイフで胸をえぐられるような気がしました。寝室に行って、泣きました。涙を流しながら神に祈りました。「神よ、とても苦しくて心が折れそうです。この状況をどうすれば乗り越えられるかわかりません。あなたの旨を理解できるよう導いてください」。
そしてこの御言葉を思い浮かべました。「かつて、人々はみな神の前に出て決意を固め、『たとえ他の誰も神を愛さなくても、わたしは神を愛さなければならない』と言ったものだ。しかし今、精錬があなたに降りかかり、それが自分の観念にそぐわないせいで、あなたは神への信仰を失っている。これが真の愛なのか。あなたはヨブの行ないについて何度も読んでいるが、それらを忘れてしまったのか。真の愛は、信仰の中からのみ形を成すことができる。あなたは自分が受ける精錬を通じて神への真の愛を育む。また、あなたが実際の経験の中で神の旨に気を配れるのは信仰を通じてであり、自分の肉を捨てていのちを追い求められるのも信仰を通じてである。これこそが人の為すべきことである。あなたがそれを行なえば、神の業を見られるだろう。しかし、あなたに信仰が欠けているなら、神の業を見ることも、神の働きを経験することもできない」(『神の出現と働き』「完全にされる者は精錬を経なければならない」〔『言葉』第1巻〕)。この言葉のおかげで少し力が湧きました。反対や困難に直面した時に神が求めるのは真の信仰と愛です。どんな目に遭おうともどれほど苦しくても、神から離れてはいけません。私は幸運なことに、終わりの日の神の声を聞くことができ、主の再来を迎え、神の出現を目撃して、神が表した真理が与えてくれるものを享受しています。これは私への神の愛でした。キリストに従うための苦労には価値や意義があり、義のためなのです。主イエスの弟子や使徒のことを考えました。彼らは神に従い、神の証を立て、ローマ政府からの厳しい迫害と、宗教指導者からの非難と反対を受けました。神のために命を捧げた殉教者もいます。私の今の些細な苦しみなど、聖人たちの苦しみに比べれば何でもありません。自分を哀れむのではなくこの経験から学び、何があろうと最後まで神に従わなければ。そう考えた後、涙を拭いて寝室を出て、夫に言いました。「結婚して十数年、今まで家のために努力してきたわ。それなのに私のお金と家を取り上げて、お金で私を支配して真の道を諦めさせようとするなんて。あなたの言う通りにはしません。私は神に従います!」それを聞いた夫は怒り狂い、正気を失ったかのように、私のMP3プレイヤーをひったくり、私の所有物をすべてめちゃくちゃにしはじめました。身分証明書に貴金属、銀行カードに現金。すべて夫に取られました。そして私の電話を床にたたきつけると、椅子を振り下ろして電話機を粉々にしました。そうやって外の世界とのつながりをすべて断ち切ろうとしたんです。
その後、夫は私の両親、姉妹、義理の兄弟に電話して家に呼び出し、徒党を組んで私を責め立てました。私の姉妹はオンラインで検索をして、共産党がでっちあげた全能神教会についてのデマを読んだようで、共産党が捏造した招遠の事件の情報を見せられました。私は「全部知ってるわ。招遠の事件は共産党の法廷で裁かれて、容疑者は自分たちが全能神教会のメンバーだとは言っていないの。法廷ではっきりと、教会とは接触したことがないと証言したのに、共産党の裁判官が教会のメンバーと言えと圧力をかけたのよ。教会は罪をなすりつけられたのよ? 捏造だとわからない?」といいました。「知ってるでしょう。共産党は無神論者で、政権を握って以来宗教迫害をしてきたわ。そんな共産党が全能神教会について言うことを、なぜ信じるの?」でも私の姉妹はその嘘に騙されて、共産党が広めた噂をこれっぽっちも疑おうとしませんでした。こう言ったんです。「これは全部有力メディアが報道しているのよ。間違いなわけないでしょう」と。だから言いました、「中国のメディアは全部共産党が支配しているの。共産党の操り人形よ。共産党に言われたことだけを報道するだけで、真実を伝える勇気なんてないの。共産党に買収されて、言いなりになってる外国メディアもたくさんあるのよ。何が起こっているかわからない? 自分の目で物事を見極めて、噂をうのみにするのはやめたほうがいいわ。」そう言うと、姉妹は黙ってしまいました。腹を立てた母が、「私たちの言うことを聞く気はないのね。全能神への信仰を捨てることがそんなに難しいの? あなたの信仰が家族みんなに心配をかけているのよ。どうしてわかってくれないの?」そう言うと泣き始めました。母が悲しむのを見て、とても心が痛みました。母は苦労しながら女手ひとつで私たち3人を育ててくれました。もういい年になった母に、心配をかけたくなかった。そう思うと、涙が出そうになりました。すると妹が言ったんです。「ねえ、母さんがこんなに悲しんでるのよ? 母さんと全能神、どちらが大事なの?」と。姉にも冷たく言われました。「このまま信仰を続けるなら、もう家族とは思わないけど恨まないでね。警察に犯罪者だと言って通報するわ。人から金をだまし取ったって。そしたら中国に強制送還よ。忘れないで。カナダに入国できたのは、私がスポンサーになったからなのよ」。それを聞いて心の底から腹が立ちました。まさか自分の家族から、信仰を捨てるよう強要されたり、卑劣な手段で脅迫されたりするなんて思いもしませんでした。でも騙されません。私はもう帰化してカナダ市民になっているので、罪をなすりつけて国外退去にはできないんです。本当に夢にも思いませんでした。まさか血を分けた姉妹がそんなことを言うなんて。とても辛くて、涙が止まりませんでした。
その時、「この道が果てるまであなたと共に」という教会の歌を思い出したんです。「あなたの言葉と働きに、私は導かれ、あなたの愛に引き付けられ、従うようになる私は毎日御言葉を味わい、あなたはいつも私と共にいる消極的で弱いとき、御言葉が私の糧であり、強さであり挫折と失敗に苦しんでも、御言葉が私を起き上がらせサタンに追い詰められたときは、御言葉が勇気と知恵を与えてくれる試練と精錬に遭っても、御言葉の導きで、私は証に立つあなたの言葉は私に伴ない、導いてくれ、私の心は温まり、安らぐあなたの愛はまさに現実で、私の心は感謝に満ちる。……」(『小羊に従って新しい歌を歌おう』)。そう、家族が理解してくれなくて、反対されても、神はいつも私のそばにいた。御言葉の啓きと導きがあったから、サタンの策略を見破れました。そして神は御言葉で私を慰め、力を信仰心を与えてくれました。そんなふうに考えると、辛かった気持ちが楽になりました。この御言葉も思い出しました。「落胆してはならない。弱ってはならない。そうすればわたしが物事を明らかにしよう。神の国への道は平坦ではない。何事もそう簡単ではないのだ。あなたはたやすく祝福を得たいと思っているのではないか。現在は誰もが苦しい試練に直面しなければならない。そうでなければ、わたしに対する愛の心が強まることはなく、わたしへの真の愛を抱くこともないだろう。試練は単なる些細な状況だとしても、誰もが必ず通らねばならない。ただそれぞれ試練の度合いが違うというだけのことだ。……わたしによる苦しみにあずかる者は、必ずわたしによる甘美さにもあずかることになる。これがわたしの約束であり、あなたがたに対する祝福なのだ」(『神の出現と働き』「キリストの初めの言葉、第四十一章」〔『言葉』第1巻〕)。この言葉を考えてわかったのは、天国への道は苦難に満ちていて、だれもそれを避けられないということ。家族から反対され攻撃されたことは、私にとってサタンの前で証を立てるチャンスでした。このような神からの引き上げや祝福は、心安らかな状況では決して得ることはできません。あの苦しみには価値と意義があったんです。これが真の道で、神の働きだと確信していたので、どんなに反対されて辛い思いをしようとも、神に従う覚悟を決めました。
私が諦めないと知ると、夫の目は怒りでいっぱいになり、こう怒鳴り始めました。「全能神を信じたきっかけはお前の友達だろう。あいつはただお前の金が欲しかっただけだ。本当にいまいましい。刑務所に行こうがかまうもんか。俺があいつを殺してやる!」と。その言葉を聞いて、ショックだったし、恐ろしかった。体が勝手に震えだしました。とても信じられなかった。ずっと一緒に暮らしてきた人がこんなに残忍になってしまうなんて。とんでもない夫だわ。この人は、神を嫌い真理を嫌う本当の悪魔だ! 私の信仰を止めるためだけに、こんなに恐ろしいことを口にした。夫の凶悪な一面を見て、本当に友人が殺されるのではと怖くなりました。ショックから立ち直れない私に母が言いました。「2人でいたらけんかになりそうだから、荷物をまとめて数日私の家に来なさい。他の人と接触したり仕事に行ったりしないで、家で大人しくして自分の行動を反省しなさい」それを聞いて不安な気持ちになりました。夫は完全に正気を失って、何をするかわからない。電話を壊されてしまったから友達に知らせることもできないし、誰とも接触せずに仕事にも行かせてもらえないなんて。それは自宅軟禁じゃないの? どうやって教会と連絡を取ったり教会生活を送ればいいの? 心の中で神を呼び、導いてくれるようお願いしました。その時思い出したのです。西洋諸国では宗教の権利が守られていて、人には信仰の自由があることを。姉たちは私を警察に通報して罪を着せると言ったけど、私だって警察に通報できる。友達の身の安全を守るためにもなるし、警察を引き込めば、みんな下手なことはできないはず。だから母に言いました。「母さんの家には行きません。警察に通報します」。家族はそれを聞いてとても驚き、言葉もでないようでした。私はすぐに家を出て警察署に向かいました。警察署につくと、自分の家族が信仰に反対していることを簡単に説明しました。警察の人たちは信じられないようでした。まさか西洋の国でそんなことが起こるなんて、と。深く同情してくれて、家まで送ってくれました。。そして夫と家族に警告したんです。「この国では宗教信仰は自由です。彼女の信仰に干渉したり、個人の自由を制限することはできません。仕事に行きたいなら、止めることはできません。また、身分証明書は個人の所有物なので、本人に返してください」と。警察の話を聞いて、家族からの強要はなくなりました。神への感謝で心が満たされ、活路を見いだす助けをくれたことを神に感謝しました。
夫は法律で抑制されているので、強硬手段に出ることはなくなりましたが、でもまだあきらめず、信仰をやめさせる方法をさがしているようでした。2日後、夫から、家の名義を変更するようしつこく迫られました。それを聞いて不安になりました。2日前、現金や貴金属をすべてとられたばかりなのに、家まで夫の名義にしてしまったら、もし家を追い出されたら一文無しになってしまう。両親も姉妹もきっと助けてくれないだろうし。それを考えると、心が辛くなりました。その時、この御言葉を思い出したんです。「神が働きを行い、人を慈しみ、その人を見守るとき、そして神がその人に好意を示して認めるとき、サタンはすぐ後をつけ、その人を騙して害をもたらそうとする。神がその人を得たいと望むと、サタンはあの手この手で神の邪魔をし、様々な邪悪な企みで神の働きを試し、妨害し、傷つけようとするが、それは自身の密かな目的を達成するためである。その目的とは何か。神が誰かを得ることを、サタンは欲していない。サタンは、神が得たいと望む人を奪って我が物とし、彼らを支配し、掌握することで、彼らにサタンを崇拝させ、自身と共に邪悪なことを行わせ、神に抵抗させたいのである。これはサタンの悪意に満ちた動機ではないのか」(『神を知ることについて』「唯一無二の神自身 4」〔『言葉』第2巻〕)。「人が救われることを願うのであれば、そして完全に神のものとされることを願うのであれば、神に従うすべての人はサタンによる大小の試みと攻撃に直面しなければなりません。このような試みや攻撃から抜け出てサタンを完全に打ち負かせる人こそ、神によって救われた人なのです。つまり、神により救われた人は神の試練を経た者、サタンの試みと攻撃を無数に受けた者なのです。神によって救われた人は神の旨と要求を理解し、神の支配と采配に従い、サタンの試みのさなかにあっても、神を畏れて悪を避ける道を捨てません。神によって救われる人は正直であり、心優しく、愛と憎しみを区別し、正義感と理性をもっており、神を気遣い神のすべてを大切にすることができます。そのような人たちはサタンに束縛されたり、監視されたり、断罪されたり、虐げられたりしておらず、完全に自由で解放されています。ヨブはまさにそうした自由な人であり、それこそが、神が彼をサタンに渡した理由の意義なのです」(『神を知ることについて』「神の働き、神の性質、そして神自身 2」〔『言葉』第2巻〕)。ヨブがサタンの非難や誘惑に打ち勝てたのは、神への真の信仰、服従心、そして畏敬の念があったあらです。ヨブは神の支配は絶対であり、自分のすべては神が与えてくれたと信じていたので、神が与えても奪っても、それを受け入れて従うことができました。家や財産や我が子を失い、全身を腫れ物で覆われても、神を責めることなく神の名を称えました。ヨブの妻は言いました。「あなたはなおも堅く保って、自分を全うするのですか。神をのろって死になさい」(ヨブ記 2:9)。でもヨブはこう反論しています。「あなたの語ることは愚かな女の語るのと同じだ。われわれは神から幸をうけるのだから、災をも、うけるべきではないか」(ヨブ記 2:10)。ヨブの証しを思うと心が震えました。私もそうなりたいと思った。夫にいくら反対されても、どれほど財産を奪われても、たとえ一文無しで家から追い出されても、神を信じ続け、証しを立て、サタンを辱めると決めました。
次の日、住宅ローンの名義変更のために銀行に行きました。すると銀行員がこれは新しい融資なので、家の名義を新しくすると、手続きも複雑になるし、損失も大きくなると言われたんです。できることなら5年待ってから名義を変更したほうがいいと言われました。夫はどうしようもできず、諦めました。その後、兄弟姉妹とまた連絡を取るようになりました。それを知って夫に聞かれました。これからも集会に行き続けるのかと。逆に質問したんです。「これからも私の邪魔をするの? それなら私は家を出て、別の場所で暮らすわ。教会が私を騙して、家族を捨てるのを心配しているんじゃないの? これまでずっと教会に行ってるけど、お金をだまし取られたことはあった? 信者が家族を捨てるという噂は本当だった?」夫は驚いて、少し間をおいて、言いました。「それもそうだ。教会に金銭をだまし取られたこともないし、家族を捨ててもいない。噂を信じすぎたみたいだな。君が騙されるのを止めたかったんだ。これからは自由に信仰したらいい」と。とてもうれしかったです。夫に反対されるようになってから、通常通り集会に行けていなくて、これ以上夫に止められたくないと思っていました。その後、家計を管理することが大変な作業で、自分には向いていないと思った夫は、私に家計を全部まかせるようになりました。あれ以来、家の名義を変えようと言い出すこともありません。
家族に反対されるという経験を通して、共産党がいかに邪悪かがわかりました。狂ったように中国のクリスチャンを迫害し逮捕するだけでなく、オンラインで嘘を広めて、全能神教会を貶め、世界中の人々を惑わせて彼らが全能神教会を敵視し、それに伴って神に抵抗し、地獄で懲罰を受けるように仕向けています。共産党は神に抵抗し、人を惑わせ、人を飲み込む邪悪な悪魔です。サタンは本当に邪悪ですが、神の知恵はサタンの策略の上を行っています。サタンは家族の反対を利用して私に神を裏切らせ、救いの機会を失わせようとした。でもサタンの企みとは裏腹に、私はこの経験で分別をつけ、サタンの醜さを真に理解し、心の底からサタンを呪い、拒絶し、神への信仰を深めました。神に感謝!
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