悪霊の働きとは何か。悪霊の働きの表れは何か

2017年11月24日

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サタンに由来する働きとは何か。サタンに由来する働きの中で、人々の内なるビジョンは漠然としており、彼らは正常な人間性をもたず、彼らの行動の背後にある動機は間違っている。そして神を愛したいと願いはしても、心の中で絶えず咎められ、そうした咎めや思いが自分の中で常に干渉し、いのちの成長を制約するとともに、正常な状態で神の前に出られないようにする。つまり、人々の中にサタンの働きが存在するやいなや、その人の心は神の前で安らげないのである。そのような人は自分でもどうしたら良いかわからず、人々が集まっているのを見ると逃げたくなり、他の人が祈るときに目を閉じることができない。悪霊の働きは人と神との正常な関係を壊し、人々がそれまでもっていたビジョンや、以前のいのちの入りへの道を混乱させる。心の中で神に近くことが決してできず、妨害を引き起こし、足かせとなるようなことがいつも起こる。心は安らぎを見つけられず、神を愛する力が残らずなくなり、霊が沈んでいく。これらがサタンの働きの表われである。サタンの働きの表われは次のようなことである。堅く立って証しをすることができず、それがあなたを神の前で落ち度がある者、神への忠実さをまったくもたない者とさせる。サタンが干渉するとき、あなたは自分の中にある神への愛と忠実さを失い、神との正常な関係を奪われ、真理や自分を改善することを追い求めず、後戻りして受け身になり、自分を甘やかし、罪が広がるままにし、罪を憎まなくなる。さらに、サタンからの干渉はあなたをふしだらにし、神があなたの中で触れたものは消えてしまう。そしてあなたは、神への不満を漏らして神に反抗し、神を疑うようになる。さらに、あなたが神を捨てる危険すらある。そのすべてがサタンに由来するのである。

『神の出現と働き』「聖霊の働きとサタンの働き」(『言葉』第1巻)

現在では超自然的なもので人を騙す悪霊がいる。これは、聖霊が現在行なっていない働きを通して人間を騙そうとする、悪霊による模倣に過ぎない。多くの人が奇跡を行ない、病人を癒やして悪魔を祓う。これらは悪霊の働き以外の何物でもない。現在、聖霊はもはやこのような働きをしないからであり、それ以降、聖霊の働きを模倣してきたのはすべて悪霊である。当時イスラエルで行なわれた働きはすべて超自然的な本質を有していたが、聖霊はいまやそのようなやり方では働かず、現在のそうした働きはどれもサタンによる模倣と扮装、そして妨害である。しかし、超自然的なものがすべて悪霊に由来するとは言えない。それは、神が働きを行なう時代に左右される。

『神の出現と働き』「受肉の奥義(1)」(『言葉』第1巻)

この時代に、しるしや不思議を起こし、悪霊を追い払い、病人を癒やし、多くの奇跡を行える人が現れて、またその人が自分は再来したイエスであると主張したなら、それはイエスのまねをしている邪霊による偽物である。これを覚えておきなさい。神は同じ働きを繰り返さない。イエスの段階の働きはすでに完了し、神は二度と再びその段階の働きをしない。神の働きは人間の観念とは相容れない。たとえば、旧約聖書はメシアの到来を預言し、この預言の結果はイエスの出現であった。これはすでに起きたことであり、別のメシアがまた来るというのは間違っている。イエスはすでに一度来た。だから、イエスがこの時代に再び来るというのは間違いである。すべての時代には一つの名前があり、名前はそれぞれ各時代の特徴を含んでいる。人間の観念では、神は常にしるしや不思議を見せ、病人を癒やし、悪霊を追い払い、いつでもイエスのようでなければならない。しかし今回神はまったくそのようではない。もし終わりの日に神がいまだにしるしや奇跡を示し、まだ悪霊を追い払ったり病人を癒やしたりしていたら、神がイエスとまったく同じようにしたならば、神はイエスと同じ働きを繰り返していることになり、イエスの働きは無意味で無価値ということになる。だから、神は時代ごとにひとつの段階の働きをするのである。ひとたびその段階の働きが完了すれば、すぐさまそれを邪霊がまねをし、サタンが神のすぐ後ろをついてくるようになれば、神は方法を変更する。ひとたび神が一つの段階の働きを完了すると、邪霊がまねをする。このことをよく理解しなければならない。

『神の出現と働き』「今日の神の働きを知ること」(『言葉』第1巻)

中には聖霊が常に自分の中で働きを行なっていると言う者もいるが、それはあり得ない。聖霊が常に自分と共にあると言うのなら、それは現実的だろう。自分の思考や理知は常に正常だと言うのなら、それもまた現実的であり、聖霊がその者と共にあることを示すだろう。しかし、聖霊は常に自分の中で働きを行なっており、自分はどの瞬間にも神により啓かれ、聖霊によって感動し、常に新たな認識を得ていると言うのなら、それは決して正常ではなく、極めて超自然的なことである。そうした人々は、疑いの余地なく悪霊である! 神の霊が受肉した時でさえ、時には休息し、食事もする必要があるのだから、人間については言うまでもない。悪霊に取り憑かれた者は、肉の弱さがないように見える。そうした者はあらゆる物事を断念して捨て去ることが可能で、感情をもたず、苦しみに耐えることができ、肉体を超越しているかのようにまったく疲労を感じない。これは極めて超自然的なことではないか。悪霊の働きは超自然的であり、人間にそのようなことはできない。判断力のない者たちは、そうした人を見ると羨ましがり、神に対する彼らの信仰は極めて強く優れていて、彼らにはひとかけらの弱点も見えないと言う。実のところ、それはすべて悪霊の働きの表われなのだ。なぜなら正常な人間には必然的に人間の弱さというものがあり、それが聖霊の臨在を得ている者の正常な状態だからである。

『神の出現と働き』「実践(4)」(『言葉』第1巻)

あなたは自分の霊魂を感じることができますか。自分の霊魂に触れることができますか。自分の霊魂が何をしているか、感じとることができますか。あなたにはわからない、そうではないですか。そうした物事を感じたり、それに触れたりすることができるのであれば、それはあなたの中にある別の霊が力づくで何かを行ない、あなたに何かをさせたり言わせたりしているのです。それはあなたの外部にあるものであり、あなたに内在しているものではありません。悪霊の働きがある人は、それを深く経験しています。

『キリストの言葉の記録』の「神の肉と霊の関係を理解するには」より引用

神についていくらかの認識をもつとき、人間は神のために喜んで苦しみ、自分のいのちを神に捧げます。しかし、サタンはそれでも人間の中にある弱さを支配しており、人間を苦しませることができます。悪霊は今なお人々の中で働き、彼らに干渉したり、精神的な混乱状態に追い込んだり、気を狂わせたり、不安を感じさせたり、あらゆる点で当惑させたりします。人間の中には、依然としてサタンによって支配され操作され得る、精神または魂にかかわる物事があります。そのため病気になって悩みを抱え、自殺することもあり得たり、また時には、世界は荒れ果てているとか、人生には何の意味もないとか感じたりすることがあります。言い換えると、こうした人間の苦しみはいまだサタンの支配下にあり、それが人間の致命的な弱さの一つを成しているのです。サタンは今でも自分が堕落させ、踏みにじったこれらの物事を利用することができます。それらは、サタンが人類に対して利用できる武器なのです。……悪霊はあらゆる機会にしがみついて働きを行ないます。悪霊は内側からあなたに語りかけたり、あなたの耳元にささやいたり、あるいはあなたの考えや精神をかき乱したりすることができるのです。さらには、聖霊がもたらす感動を抑えつけ、あなたがそれを感じられないようにするさえできます。その後、悪霊はあなたの考えや頭を混乱させ、不安かつ錯乱した状態に陥れることで、あなたへの干渉を始めます。これが、悪霊が人に対して行なう働きです。それを識別できない限り、その人は大きな危険に陥ります。

『キリストの言葉の記録』の「神が世俗の苦しみを味わうことの意義」より引用

説教と交わりの参考箇所:

悪霊の働きの最も顕著な特徴は、それが超自然的であること、悪霊が話す言葉や人々に行うよう求めることは異常で、非論理的であり、正常な人性と人間関係における基本的道徳に反することさえあり、それらはただ人々を欺き、混乱させ、堕落させることのみを目的としているということです。悪霊が取り憑くと、大きな恐怖を感じる人もいれば、異常になる人もおり、また、放心状態に陥ったり、ものすごい不安に襲われて、じっと座っていられなくなる人もいます。いずれにせよ、悪霊が人間に取り憑くと、人は変わり、人間でも悪魔でもないものになり、正常な人性を失ってしまいます。これは悪霊の本質が邪悪で醜悪であることを証明するに十分であり、まさにそれはサタンの本質なのです。

悪霊が働いている者たち(悪魔に憑かれている人々)の主な兆候は次のとおりです。

第一の特徴として、悪霊はこうしろ、ああしろと人々に命じたり、誰かに何かを告げたり、人々を誘導して偽りの預言をさせたりします。

第二の特徴として、人々はしばしば祈りの中で誰にも理解することのできない、いわゆる「異言」を話すことがあり、話している本人ですらそれを理解できないのです。異言を話す者たちの中には、いわゆる「異言の解釈をする」ことができる人さえいます。

第三の特徴として、非常に頻繁に啓示を受け、ある時はこのように、次の瞬間にはあのように、といった具合に悪霊によって振り回され、絶え間なく続く不安状態に陥る人がいます。

第四の特徴として、悪霊が働いている人々は、急にこれをやりたい、あれをやりたいと、居ても立ってもおられなくなり、状況の良し悪しも考慮することなく、真夜中に外へとび出すことさえあり、その行動は極めて異常です。

第五の特徴として、悪霊が働いている人々は、ものすごく傲慢で、理性に欠け、何を話しても人を見下すような態度をとり、他人に指図する立場でしかものを言うことができません。彼らは人々を途方にくれさせ、悪魔と同じように人々に物事を強制します。

第六の特徴として、悪霊が働いている人々は、真理について交わることができず、ましてや神の働きに注意を払うことなどなく、神に対して反抗的な態度をとり、勝手気ままに行動し、あらゆる種類の暴挙を働いて教会の通常の秩序を乱します。

第七の特徴として、悪霊が働いている人は、何の理由もなく自分を誰か他の者として押し通し、あるいは、自分は誰かに遣わされて来たのだから、自分の言うことに耳を傾けるべきだと主張します。

第八の特徴として、悪霊が働いている人々は、たいてい正常な理性を持っておらず、どんな真理も理解することがありません。彼らは何かを受け取る能力を持ちあわせておらず、聖霊によって啓示を受けることもありません。また、誰の目にも明らかなのは、これらの人々は、何かを受けたとしても、余りにもでたらめで、正しいことが一切ないということです。

第九の特徴として、悪霊が働いている人々は、働きの最中、他の人に講義することに特に重点を置きます。彼らはいつも乱暴にふるまい、常に妨害と混乱を引き起こします。彼らは何をやっても何を言っても、他の人たちを攻撃し、束縛し、堕落させることしかせず、人々の決意をくじいて否定的にならせ、再び立ち上がることができないようにします。彼らは正真正銘の悪魔であり、他の人に危害を加え、他人を弄び、食い尽くします。そして彼らは、事が自分の思い通りにいくと、ひそかに喜んでいるのです。これが悪霊の働きの主な目的です。

第十の特徴として、悪霊が働いている人々は、極めて異常な生活をしています。彼らの目は人殺しのようにぎらつき、彼らが話す言葉は、あたかも悪魔が世界に舞い降りたかのように、非常に残酷です。このような人の生活にはまったく秩序がなく、彼らは非常に不安定で、飼い慣らされていない野獣のように気まぐれです。他の人々にとって、彼らは極めておぞましく、鼻持ちならないのです。まさしくこれが悪魔によって縛られた人間の特徴です。

上に挙げた十の特徴は、悪霊の働きの主な表象です。これらの表象の一つでも顕れている人には、必ず悪霊が働いています。もっと正確に言えば、上記の悪霊の働きの表象を示している者は皆、それがどのような表象であれ、悪霊の働いている人々なのです。悪霊の働きのある人は、聖霊が働いている人、真理について交われる人をしばしば憎み、その人から遠ざかります。多くの場合、相手が優れているほど攻撃と断罪の対象にしたいと思います。相手が愚かなほど媚びへつらおうとし、特に接触しようと思います。悪霊は働くとき、常に真理を偽りと混同し、正を負、負を正と言います。これがまさに悪霊の所業です。

全能神教会における働きの手引き選集』より引用

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