征服の働きには最も深い意義がある
あなたたち人々に行われる征服の働きには、もっとも深い意義がある。一つには、この働きの目的は、一群の人々を完全にすることである。つまり、完全にされた最初の一群、言わば、初穂として、彼らを勝利者の会衆に仕上げることである。第二には、それは、被造物に神の愛を享受させ、神の最も偉大な救いを受けさせ、神の完全な救いを受けさせ、人間が憐れみと慈愛を享受するだけではなく、さらに重要なことだが、刑罰と裁きをも享受させることなのである。創世の時から今日に至るまで、神がその働きの中で行ったことは、みな愛であり、人間への憎しみは欠片ほどもない。あなたの見た刑罰と裁きでさえ愛なのだ。それはもっと真実で、さらに現実的な愛であり、その愛は人を人生の正しい道へと導く。
第三に、これはサタンの前で証しすることである。そして第四に、それは、将来の福音の働きを広めるための基礎を築くためである。神が行ったすべての働きは、人々を人生の正しい道へと導くことがその目的であり、人間として正常な生き方ができるようにするためである。何故なら、人間はどのように人生を歩むべきか知らないからだ。このような導きがなければ、あなたは虚しい人生しか送れないだろう。価値のない無意味な人生しか送られず、どうすれば正常な人間でいられるのか、まったく分からないだろう。これが人間を征服することの最も深い意味である。
『言葉は肉において現れる』の「征服の働きの内なる真実(4)」より編集