794 神の統治を知る者は神の統治に服従する
1 数十年の人生経験の中で創造主の統治に対する認識を得た人は、人生の意味と価値を正しく理解している人です。そのような人は、創造主の統治を真に経験し理解する中で、人生の目的に対する深い認識を持ち、さらに創造主の権威に服従することができる人です。神による人類創造の意味や、人間は創造主を崇拝すべきであること、人間の持つあらゆるものが創造主からもたらされたものであり、近い将来に創造主へと還ることを理解しているのです。
2 そういった人は、創造主が人間の出生を計画するとともに人間の死を支配する権利を持ち、生と死の両方は創造主の権威により予め定められているということを理解します。したがって、人は、こうした事柄を真に把握する時、自然と安らかに死を迎えることができ、この世におけるすべての所有物を穏やかに手放し、その後の物事を喜んで受け容れ、それに従うことができ、創造主が計画した人生最後の節目を、盲目的に恐れて避けようともがくのではなく、あるがままに歓迎することができるでしょう。
3 人が、人生は創造主の統治を体験し、その権威を知る機会であると見なし、人生は創造された人間として本分を尽くし、使命を果たす希な機会であると考えるのであれば、必ずや正しい人生の見通しを得て、必ずや創造主により祝福され、導かれる人生を送り、必ずや創造主の光の中を歩み、必ずや創造主の統治を知り、必ずや創造主の支配に服従し、必ずや創造主の奇跡の業の証人、その権威の証人となるでしょう。
『神を知ることについて』「唯一無二の神自身 III.」(『言葉』第2巻)より編集