299 人間の性質はこの上なくひどくなった
1 数千年にわたる堕落の後、人は麻痺し、物分かりが悪くなり、神に反対する悪魔になり、神への人の反抗の歴史は「史記」に記録されるほどになり、人自身でさえその反抗的行いに完全な説明ができなくなってしまっている。人はサタンにより深く堕落させられ、惑わされてしまったので、どちらに向いたらよいかわからなくなっているのである。今日でさえ、人はまだ神を裏切っている。人は神を見ると裏切り、神が見えないときもやはり神を裏切る。神の呪いや怒りを目の当たりにしても、それでも神を裏切る人々さえいる。そこでわたしは、人の理知はその本来の機能を失い、人の良心も本来の機能を失ったと言う。わたしが目にする人は人の装いをした獣、毒のある蛇である。
2 人の性質はこの上なくひどくなり、理知はこの上なく鈍くなり、良心は悪い者によって完全に踏みにじられ、もともとの良心はずっと以前に途絶えてしまった。人は人類に多くのいのちと恵みを授けてくれた受肉の神に感謝しないばかりか、真理を与えたことで神をひどく嫌悪さえしている。真理に全く関心を持たないので、人は神をひどく嫌悪している。人は肉となった神のために命を捨てることができないだけでなく、神から利益を引き出そうとし、自分が神に預けたものの何十倍もの利息を神に要求する。そのような良心と理知を持つ人々はこれを大したことではないと思い、自分は神のためにずいぶん費やしたとか、神はあまりにも少ししか与えてくれないなどと依然信じている。そのような人間性や良心で、どうしてあなたがたはいのちを得ることを望めようか。あなたがたはなんと卑劣な悪党なのだろう。
『神の出現と働き』「性質が変わらないままなのは、神に敵対していることである」(『言葉』第1巻)より編集