人道的で正しく、道徳的に見えても、サタンの本質は残忍かつ邪悪である

2018年2月16日

サタンは人を騙すことで評判を確立します。サタンは正義の先導者的かつ模範的存在としての立場を確立することがよくあります。正義を守ると見せかけて、サタンは人間を傷つけ、その魂を食い物とし、人間を麻痺させ、騙し、扇動するためにあらゆる手段を講じます。サタンの目標は、サタンの邪悪な行いを人間に認めさせ、それに従わせること、サタンが神の権威と統治に反対するのに人間を参加させることです。しかし、人間がサタンの陰謀や策略、下劣な顔つきを見通し、サタンの踏み台にされ、騙され、奴隷として仕え、サタンと共に罰を受けて滅ぼされることを望まなくなると、サタンはそれまでの聖人づらを一変させ、仮面を破り捨て、真の邪悪で残忍で醜く野蛮な素顔を現します。サタンに従うことを拒み、その邪悪な勢力に反対する者すべてを皆殺しにすることほどサタンが好むことはありません。この段階で、サタンは信頼のおける紳士的姿を装うことはできず、羊の皮の下の醜い悪魔のような正体があらわになります。ひとたびサタンの陰謀が明るみに出て、その真の特徴が暴露されると、サタンは激怒して野蛮さを現します。その後、人間を傷つけ、食い物にするサタンの欲望は強くなるばかりです。これは、人間が真理に目覚めると、サタンは激怒し、捕らわれの身から解き放たれて自由と光を得ようとする人間に強い復讐の念をもつようになるからです。サタンの怒りはその邪悪さを正当化し保護するためであり、それはまたサタンの野蛮な性質を真に暴露しています。

万事においてサタンの振る舞いはその邪悪な本性をさらしています。サタンが人間を惑わせて自分に従わせようとする初期の取り組みから、邪悪な行ないに人間を引きずり込むサタンによる人間の搾取、サタンの真の姿が暴かれ、人間がそれに気づきサタンを見捨てた後のサタンの復讐の念まで、サタンが人間に行なうあらゆる邪悪な行ないのうち、サタンの邪悪な本質が露わにならないものも、サタンが肯定的な物事と無関係で、あらゆる邪悪なものの根源であることを証明しないものもありません。サタンの行動はすべてサタンの邪悪さを守り、サタンの邪悪な行ないを継続させ、正しく肯定的な物事に反し、人類の普通の存在の法則や秩序を破綻させます。サタンのこのような行ないは神への敵意であり、神の怒りに滅ぼされます。サタンにはサタンの怒りがあるものの、それはサタンの邪悪な本性を発散させる手段でしかありません。サタンが憤慨し、激怒する理由は、そのおぞましい陰謀が暴露され、策略がうまく行かず、神の代わりとして君臨するというサタンの向こう見ずな野心と欲望が打ち砕かれ、阻止され、全人類を支配するという目標が今や無となり、永遠に達成の見込みがなくなったからです。サタンの陰謀が結実することや、サタンの邪悪が拡散するのを阻止してきたのは、神が度々奮い起こしてきた怒りです。そのため、サタンは神の怒りを嫌うと同時に恐れています。神の怒りが下るたびに、サタンの下劣な真の姿が明らかになるだけでなく、サタンの邪悪な願望も明らかにされ、その過程で人類に対するサタンの怒りの理由が白日の下にさらされます。サタンの激昂は、その邪悪な本性と謀略が真に明示されたものです。もちろん、サタンが激怒するたびに、邪悪なものが破壊され、肯定的なものが保護され維持されることが告知されます。それは、神の怒りは犯すことが許されないという真理が告知されるのです。

『神を知ることについて』「唯一無二の神自身 II.」(『言葉』第2巻)

信仰上の悩みや疑問がありましたら、いつでもご連絡ください。

関連記事

ソドムによる神への敵対と抵抗の繰り返しの後、神はソドムを徹底的に根絶した

わたしたちは神の義なる性質を全般的に理解したのですから、今は神が罪の町とみなしたソドムに再び注意を向けます。ソドムの町の実質を理解することで、神がなぜこの町を破壊したかったのか、そしてなぜ神がそこまで完全に破壊したのかを理解することができます。それにより、神の義なる性質がわかるよ…

神の怒りは人間には隠され未知であるが、犯すことを決して容赦しない

愚かで無知な全人類に対する神の処分は、おもに憐れみと寛容に基づいています。その一方、神の怒りは、大部分の出来事において、ほぼ常に人間には隠され、知られることはありません。その結果、人間には神が怒りを表しているのを見極めたり、神の怒りそのものを理解したりすることは困難です。したがっ…

神はソドムを滅ぼさなければならなかった

創世記 18:26 ヤーウェは言われた、「もしソドムで町の中に五十人の正しい者があったら、その人々のためにその所をすべてゆるそう」。 創世記 18:29 アブラハムはまた重ねて神に言った、「もしそこに四十人いたら」。神は言われた、「...これをしないであろう」。 創世記 18:30…

ソドムは神の怒りを引き起こしたために滅ぼされた

ソドムの住民が二人の神のしもべを見たとき、彼らは来訪の目的を尋ねることも、神の心意を広めるために来たのかどうかを尋ねることもしませんでした。それとは反対に、彼らは徒党を組み、あたかも野良犬か凶暴な狼であるかのように、物も言わせずしもべを捉えようとしました。神はこの出来事が起こって…