第二項 神は各種の生物の境界を定める

2018年7月14日

こうした神が定めた境界のため、様々な地形がそれぞれ異なる生存環境を生み出し、それらの生存環境は様々な鳥や獣にとって好都合であって、同時に生存空間も与えてきました。そこから、様々な生物の生存環境の境界が生まれたのです。これが次に話をする第二の部分です。まず、鳥や獣、昆虫はどこに棲息していますか。森や林に棲息していますか。それらが鳥や獣、昆虫の住みかです。つまり、神は様々な地理的環境の境界を定めたほか、様々な鳥、獣、魚、昆虫、植物の境界と法則も定めたのです。様々な地理的環境の差異、そして様々な地理的環境の存在が原因で、各種の鳥、獣、魚、昆虫、植物にはそれぞれ異なる生存環境があります。鳥、獣、昆虫は様々な植物の中で生活し、魚は水中で生活し、植物は大地で育ちます。その大地には、山、平野、丘陵など様々な地帯があります。鳥や獣はいったん住みかを定めると、あちこちさまよい歩くことはありません。鳥獣の住みかは森林と山です。いつか鳥獣の住みかが破壊されるとしたら、その秩序は乱れて混乱に陥るでしょう。秩序が乱れて混乱に陥った場合、どのような影響が即座に現れますか。最初に被害を受けるのは誰ですか。それは人類です。神が定めたこれらの法則と制限の中で、何か異常な現象を見たことはありますか。たとえば、砂漠を歩く象を見たことはありますか。そのような光景を見たことはありますか。そのようなことが本当に起きたなら、それは極めて異常な現象です。なぜなら、象は森林で暮らしており、それが、神が象に用意した生存環境だからです。象には象の生存環境と決まった住みかがあるのに、なぜそこを離れて走り回るでしょうか。岸辺を歩くライオンや虎を見たことがある人はいますか。誰もいません。ライオンや虎の住みかは森と山です。大海の鯨や鮫が砂漠を泳いでいるのを見たことがある人はいますか。誰もいません。鯨や鮫は海を住みかにしています。人間の生活環境において、ヒグマと共に生活している人がいますか。家の中でも外でも、常にクジャクやその他の鳥に囲まれながら生活している人がいますか。鷹や雁が猿と戯れているのを見たことがある人はいますか。(いません。)これらはどれも異常な現象です。とても奇妙に聞こえるこれらの現象について話す理由は、それが一箇所に固定されているか、あるいは鼻から呼吸できるかどうかを問わず、神が造った万物にはそれぞれの生存法則があるということを、あなたがたに理解してもらうためです。これらの生物を造るはるか以前、神はそれらの住みかと生存環境をすでに用意していました。これらの生物には、それぞれ固定された生存環境、固有の食料、固定された住みか、生存に適した一定の場所、生存に適した気温をもつ場所があったのです。こうして、それらの生物が方々を彷徨ったり、人類の生存を脅かしたり、人々の生活に影響を及ぼしたりすることはありませんでした。これが、神が万物を管理する方法であり、人類に最高の生存環境をもたらしているのです。万物のうち生物には、生き延びるための食料がそれぞれの生存環境の中にあります。その食料のために、生物は生来の生存環境に固定されているのです。そのような環境の中、生物は神が定めた法則に従い、引き続き生き延び、増殖し、前進します。この種の法則や神の予定があるため、万物は人類と調和して暮らし、人類は万物と相互依存の中で共生しているのです。

『神を知ることについて』「唯一無二の神自身 IX.」(『言葉』第2巻)

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