265 神の導きを失った人類の行く末
1
社会科学の幕開けで
人は科学と知識に囚われ
そして支配され
神を崇める条件も余地も残っていない
心の中に神は沈んだ
神の居場所がない 心は暗く
空虚で希望がないから
歴史家や科学者は神の人間創造を否定することで
人の心を埋めようとした
神の創造を信じる者は減り
進化論を信じる者が増している
多くの人が神の業の記録や
旧約聖書の神の言葉を神話や物語として扱う
2
人は神の偉大さと威厳
存在と万物支配に関心を失った
快楽を求めて空しく生き
人の生存や国家民族の命運など意味がなく
神がどこで働き
人の終着点をどう支配し采配するか
探求しない
文明は人の望みを満たせない
この世界で生きる人は死んだ人より不幸だと感じ
かつて高度な文明があった国の人でさえ
今や悲しみを訴える
神の導きがなければ
支配者や社会学者が文明を保とうとしても
役に立たず
空虚な心を埋められない
誰も人のいのちにはなれず
社会理論も人を空虚さから自由にできない
『神の出現と働き』「附録2:神は全人類の運命を支配する」(『言葉』第1巻)より編集