日々の神の御言葉: 神の働きを認識する | 抜粋 150
2020年7月12日
はじめに神はアダムとエバを創造し、また蛇も創造した。全ての被造物の中で、蛇は最も有毒だった。その体は毒を含み、サタンはその毒を利用した。エバを誘惑し罪に落とし入れたのは蛇だった。アダムはエバが罪を犯した後に罪を犯した。そして2人はそれから善と悪の区別ができるようになった。蛇がエバを誘惑し、エバがアダムを誘惑することを、もしヤーウェが知っていたなら、神はなぜ彼らを園の中に置いたのだろうか。神がそれらの事柄を予測できたなら、神はなぜ蛇を創造し、それをエデンの園の中に置いたのだろうか。なぜエデンの園には善悪の知識の木の果実があったのだろうか。神は彼らに果実を食べさせようとしていたのだろうか。ヤーウェがやって来たとき、アダムとエバはヤーウェに会おうとしなかった。ヤーウェはそのときに初めて、彼らが善悪の知識の木の果実を食べて蛇の策略に陥ったことを知った。結局、神は蛇を呪い、そしてアダムとエバを呪った。彼ら2人が木の果実を食べたとき、ヤーウェはそれを知らなかった。人間は堕落し、邪悪で性的に乱れたものとなり、その心に抱くものはすべて邪悪と不正というほどまでになった。人間は皆汚れたものとなった。そのため、ヤーウェは人間を創造したことを悔いた。その後にヤーウェは、世界を洪水で破壊するという自身の働きを実行し、ノアとその息子たちが生き残った。実は、人々が想像するほど高度であったり超自然的であったりはしない部分もある。以下のように尋ねる者もいる。「神は、大天使が神を裏切ると知っていながらなぜ創造したのか。」以下はそれに対する事実である、この世がまだ存在していなかったとき、大天使は天国の天使の中で最も偉大だった。大天使は、天国のすべての天使に対する権限を握っていた。それは神から大天使に与えられた権威だった。神を除いて、大天使は天国の天使の中で最も偉大だった。神が後に人間を創造したとき、大天使はこの世において神に向けて大きな裏切りを行った。大天使は、人間を支配し、神の権威を超越したかったため、神を裏切ったと言われるのである。エバを誘惑して罪に陥れたのは大天使だった。大天使が神を裏切ったのは、この世に自分の王国を建設し、人間に神を裏切らせて、代わりに自分に従わせたかったからである。大天使は自分に従う者がたくさん存在することを知った。天使たちは、地上の人々と同じく、大天使に従った。鳥と獣、木々、森、山、川、およびこの世のあらゆるものは、人であるアダムとエバの管理下にあり、アダムとエバは大天使に従った。大天使はそのようにして神の権威を超越し、神を裏切ろうと考えた。後に大天使は多くの天使たちに神を裏切らせ、それが汚れた霊となった。今日までの人間の発展は、大天使の堕落に影響されているではないか。人間が今日あるような状態なのは、大天使が神を裏切り、人間を堕落させたからである。その一歩一歩の働きは、人々が想像するほど抽象的であったり単純であったりしない。サタンが神を裏切ったのには理由がある。人々は、そのような単純なことを理解できない。神はなぜ天と地と万物を創造し、そしてまたサタンも創造したのか。神はサタンをとても軽蔑し、サタンが神の敵であるなら、神はなぜサタンを創造したのか。サタンを創造することにより、神は敵を創造したのではないのか。神は実際には敵を創造しなかった。神は天使を創造し、そして後に天使が神を裏切ったのだ。その地位はとても偉大であったので、大天使は神を裏切ることを望んだ。それは偶然の一致であったとも言えるが、避けられないことでもあった。それは人がある年齢で死を避けられないのと似ている。状況はすでに一定の段階に進展している。以下のようなことを言う不届きな者もいる。「サタンがあなたの敵であるなら、あなたはなぜそれを創造したのですか。あなたは大天使があなたを裏切るようになることを知らなかったのですか。あなたは永遠から永遠までを見られるのではないのですか。あなたはその性質を知らないのですか。あなたは、大天使があなたを裏切るとはっきり知っていたのに、なぜそれを大天使として創造されたのですか。たとえ裏切りの問題を無視するとしても、大天使は数多くの天使を率いて、人間を堕落させるために人間の世界へ降りてきたのです。今日まで、あなたは六千年に渡る自身の経営計画を完成させることができずにいる。」そういうことなのですか?あなたは必要以上に問題を自身に課しているのではないですか。そして次のように言う者もいる。「サタンが現在まで人間を堕落させていなかったなら、神はそのように人間を救うことはなかったのです。その場合、神の英知と全能性を見ることはできなかったのです。神の英知はどこに現されたのでしょうか。神はこうしてサタンのために人類を創造したのです―将来神が自身の全能性を示すために。そうでないなら、人は神の英知をどのようにして見出せるでしょうか。人が神に抵抗したり、神に反抗的に行動したりしていなかったのなら、神の行為を表すこと自体不要だったのです。すべての創造が、神を崇拝し、神に従うためのものだったなら、神は何も働きを行う必要はなかっただろう。」これは現実から更にかけ離れている。なぜなら神には汚れた部分はなく、神は汚れたものを創造しえないからである。神が今その働きを現しているのは、ひたすら、自身の敵を倒し、自身が創造した人間を救い、はじめは神の支配下にあり神に属していたにもかかわらず神を憎み、裏切り、拒絶した悪霊とサタンを打ち倒すためである。神はそれらの悪霊を倒し、そうすることで、万物に自身の全能性を示したいと思っている。この世の人間と万物は今、サタンの支配下にあり、邪悪な者の支配下にある。神は自身の行為を万物に示し、そうすることで人々がみな神を知ることを望んでおり、それによりサタンを倒し、神の敵を徹底的に滅ぼしたいと考えている。神が自身の行為を示すことでこの働き全てが成し遂げられる。神の創造物のすべてはサタンの支配下にあり、そのため神はそれらに自身の全能性を啓示し、それによりサタンを倒すことを望んでいる。もしサタンがいなかったなら、神は自身の行為を示す必要はなかっただろう。もしサタンの妨害がなかったなら、神は人間を創造してエデンの園で生活するように導いていただろう。神は、サタンの裏切りの前に、天使や大天使のために自身の行為を決して啓示しなかったが、それはなぜだろうか。天使や大天使が神を知り、始まりにおいて神に従ってもいたなら、神はそれらのむなしい行為の働きを実行していなかっただろう。サタンと悪霊の存在のために、人々は神を拒絶し、反抗的な性質があふれんばかりに満ちているため、神は自身の行為を示すことを望む。神は、サタンと戦うことを望むため、自らの権威を用い、自らのあらゆる働きを用いて、サタンを倒さなければならない。そうすることで、神が人間の中で遂行する救いの働きは、人々に神の英知と全能性を知らしめるものとなる。神が今日行う働きは意義深く、一部の人々が述べる以下のようなものとは一線を画している。「あなたのなさる働きは矛盾していませんか。この一連の働きは、あなたご自身を困らせているだけではないですか。あなたはサタンを創られてそのサタンにあなたを裏切らせ、反抗させた。あなたは人間を創造し、その人間をサタンに手渡し、アダムとエバが誘惑されることを許された。あなたが意図的にこれらのことを行ったのなら、あなたはなぜ人間を嫌うのですか。なぜサタンを嫌うのですか。あなたがこれらをみな創られたのではないのですか。なぜ嫌うのですか。」多くの愚か者がそのような事を言うだろう。彼らは神を愛することを望みながら、心の中では神に不満を述べている。何という矛盾であろうか。あなたは真理を理解せず、あまりに多くの超自然的思考を持ち、そしてそれが神の誤りと主張しさえする。何と愚かなことか。真理をもてあそんでいるのはあなたである。神の誤りではない。ある者は何度も何度も不満を次のように言う。「サタンを創造したのはあなたで、サタンに人間を手渡したのはあなたでした。人間はサタンの性質を持っています。あなたはその人間を赦すかわりに大いに憎んだ。はじめ、あなたは人間を大いに愛された。あなたはサタンを人間の世界に追いやり、そして今、あなたは人間を憎まれる。人間を憎み、また愛されるのはあなたです。それをどう説明されますか。矛盾していませんか。」あなた方がどう解釈するかに関係なく、天で起こったことはこうである。大天使がこのように神を裏切り、人間はこのように堕落し、今日まで続いた。あなた方がそれをどう表現しようと、これが事のてんまつである。しかしあなた方は、神が今日の働きを行うのは、あなた方を救うためであり、サタンを倒すためであることを理解しなければいけない。
『神の出現と働き』「あなたは全人類がこれまでどのように発展してきたかを知らねばならない」(『言葉』第1巻)より
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