778 有意義な人生を生きることを追い求めるべき
1 人間は意味のある人生を実際に生きることを追い求めるべきであり、現状に満足していてはならない。ペテロの模範を実際に生きるためには、人間はペテロの認識と経験を備えていなければならない。人間は、より高く、より深淵なことを追求しなければならない。人間は、神に対する一層深く純粋な愛と、価値と意義のある人生を追い求めなければならない。唯一これが人生であり、そうしてはじめて、人はペテロと同じようになれるのだ。あなたは、肯定的側面へ入ることに対して積極的になることに重点を置くべきであり、また一時的快楽のために、さらに深淵で、具体的で、実践的な真理を無視しつつ、追従的に後退することを許してはならない。あなたの愛は実践的でなければならず、あなたは、獣同然の堕落した気楽な生活から抜け出す方法を見出すべきである。あなたは意味のある人生、価値のある人生を実際に生きるべきであり、自分をごまかしたり、自分の人生を玩具のように弄んだりしてはならない。
2 神を愛することを目指す全ての者にとって、獲得することのできない真理はなく、揺るぎなく立つことができない正義はない。あなたは、どのようにして自分の人生を生きるべきだろうか。あなたは、どのように神を愛し、その愛を用いて神の願いを満足させるべきであろうか。あなたの人生において、これより重要なことはない。あなたは、何よりもそうした大志と根気を持っていなければならず、骨抜きの弱虫のようであってはならない。あなたは有意義な人生を経験する方法を知り、有意義な真理を経験しなければならず、自分自身をそのようにいいかげんに扱ってはならない。あなたの人生は、気付かぬうちに過ぎてゆく。その後、あなたには神を愛する機会がもう一度あるだろうか。人は、死後に神を愛することができるだろうか。あなたは、ペテロと同様の熱意と良心を持っていなければならない。あなたの人生は有意義であるべきで、あなたは自分を弄んではならない。人間として、また神を追い求める者として、あなたは自分の人生をどのように扱うか、どのようにして自らを神に捧げるべきか、どのようにしてもっと有意義な神への信仰を持つべきか、そして、あなたは神を愛しているので、どのようにして一層清く、一層美しく、一層好ましく神を愛するべきかを慎重に考慮することができなければならない。
『神の出現と働き』「ペテロの経験――刑罰と裁きに関するペテロの認識」(『言葉』第1巻)より編集