293 神は人類が生き続けるのを願っている
1
神は人を蔑んだ
人が神に敵対したから
でも神の心の中の
人への思いやり、心配、憐れみは変わらない
人間を滅ぼした時さえ
極みまで人が汚れ 不従順になっても
神はその性質と本質のゆえに原則に従い
人間を滅ぼさざるを得なかった
神はそれでもなお人類を憐れんだ
神の本質のゆえに
人類を贖うため様々な方法使うことさえ願った
彼らが生き続けられるように
彼らが生き続けられるように
2
それにもかかわらず
人は神に逆らい続けた
神の救いを受け入れるのを
神の善意を受けるのを拒んだのだ
どんなに神が彼らに呼びかけ
思い出させ、備え、助け、彼らに耐えても
人は理解も感謝もせず
心に留めることもなかった
神は苦しみの中でもなお
忘れず人に最大の忍耐を与えた
人が立ち返るのを待ちながら
神は限界に達した後
ただ為すべきことをした
言い換えれば神が人を滅す事を決め
その業の開始が公けになるまで
ある期間と過程があった
人を立ち返らせるために
それは神が人に与えた最後の最後のチャンスだった
『神を知ることについて』「神の働き、神の性質、そして神自身 I.」(『言葉』第2巻)より編集