幾時代にも及ぶ憎しみは忘れられたのか


この暗黒社会において、人間は次々と災難に見舞われるが、そうした人間はそれによって目覚めることが無い。そうした者が自分に対するいたわりと奴隷的実体を自ら捨て去るのは、何時であろうか。そうしたものが神の心に対してそれほどまで冷淡なのは何故だろうか。そうした者は、黙ってその弾圧と苦難を容認するであろうか。そうした者は、闇を光に変えることができる日を望まないだろうか。そうした者は、この義と真理に対する不当性を再度解消することを望まないだろうか。そうした者は、人々が真理を捨て、事実を歪めるのを見ても何もしないことを望んでいるであろうか。そうした者は、そうした不当な処遇を受け続けることに満足しているであろうか。そうした者は奴隷になることを望むであろうか。そうした者は、亡国の民とともに、神の手により進んで滅ぼされようとするであろうか。あなたの決意は、どこにあるだろうか。あなたの野望は、どこにあるだろうか。あなたの尊厳は、どこにあるだろうか。あなたの人格は、どこにあるだろうか。あなたの自由は、どこにあるだろうか。あなたは、自分の人生全てを[8]、魔王である赤い大きな竜のために進んで捨てるであろうか。あなたは、赤い大きな竜に自分を折檻させて死に至らせることに満足であろうか。


海原の水面は混沌として暗く、庶民はそうした苦悩のため天に向かって呼びかけ、地に苦痛を訴えている。人間が堂々として居られるようになるのは、何時だろうか。人間は、やせ細り、衰えているので、どうしてそうした残忍な暴君のような悪魔に対抗出来ようか。そうした者が出来るだけ早く自らの命を神に捧げないのは、何故だろうか。何故未だに躊躇しているのだろうか。いつになったら神の働きを完了できるのだろうか。何の目的もなく、そのようにいじめや迫害を受けると、その者の人生は結局無駄となるであろう。そうした者が、それほどまで急いでやって来て、急いで去ろうとするのは何故だろうか。そうした者が何か貴重な物を残しておいて神に捧げることが無いのは、何故だろうか。その者は、数千年におよぶ憎しみを忘れたのであろうか。あなたの決意は、どこにあるだろうか。あなたの野望は、どこにあるだろうか。あなたの尊厳は、どこにあるだろうか。あなたの人格は、どこにあるだろうか。そうした者が何か貴重な物を残しておいて神に捧げることが無いのは、何故だろうか。その者は、数千年におよぶ憎しみを忘れたのであろうか。

『言葉は肉において現れる』の「働きと入ること(8)」より編集

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