973 神の言うこと為すことは全て真理である
1 神の観点からすると、サタンの邪悪な本性と人間の堕落した性質について、神は決して人と議論したり恨みを抱いたりせず、人が愚かな行動をしたときも騒ぎ立てません。神が物事に関して人と同様の見解をもつことは一切ありませんし、さらに、神が人間の観点や知識、科学、哲学、想像を用いて物事を処理することもありません。もっと正確に言えば、神が行なうすべてのことと、神が明らかにするすべてのことは真理につながっています。つまり、神が発してきたあらゆる言葉と、神が行なってきたあらゆる行為は真理と結びついているのです。
2 この真理は、根拠のない空想の産物ではありません。この真理とそれらの言葉は、神の本質と神のいのちゆえに神が表すものなのです。これらの言葉と神が行なってきたあらゆることの本質は真理なので、神の本質は聖なるものであると言うことができます。言い換えると、神の言動のすべては人に活力と光をもたらし、人が前向きな物事とその現実性を見ることができるようにし、人が正しい道筋を歩けるよう、人に道を示します。これらの物事はすべて神の本質ゆえに決定され、神の聖さの本質ゆえに決定されます。
『神を知ることについて』「唯一無二の神自身 V.」(『言葉』第2巻)より編集