神を知らないならあなたはたやすく神に背く
指導者として仕える人は、より大きな才能を有することや、人の上に立つことを常に望みます。また自分がどれだけ有能かを神に納得させるべく、新しい巧妙なやり方を見つけ出すことを望みます。しかしそのような人は、真理を理解することや、神の言葉の現実に入ることに集中せず、いつも自分を誇示したいと思っています。これはまさに傲慢な本性を表わすものではないですか。心に浮かんだことを無闇に行なうだけではいけません。自分の行為の結果を考えなくても大丈夫ということがあり得ますか。神の性質や行政命令に背いて淘汰されるとき、あなたに言うことは残っていません。神の性質も神の旨も理解していないなら、いともたやすく神の性質と行政命令に背いてしまいます。これは誰もが用心しなければならないことです。
とりわけ深刻な形で神の行政命令や性質に背いてしまうと、意図的にそうしたのか否かを神は気にしません。このことははっきり理解する必要があります。この点を理解できなければ、あなたは間違いなく問題を抱えることになります。神に仕える中で、人は大躍進を遂げ、偉大な物事をなし、偉大な言葉を語り、偉大な働きを行ない、偉大な書物を著わし、偉大な集会を催し、偉大な指導者になりたいと望みます。あなたがいつも大それた野心を抱いているなら、きっと神の偉大な行政命令に背くことになります。神への奉仕において、正直でも、信心深くも、思慮深くもなければ、遅かれ早かれ神の行政命令に背くことになるのです。あなたが軽率な態度をとって何事にも注意を払わず、神を恐れず、はっきり知っていながら神の行政命令に背くなら、あなたは必ずや罰されます。
『キリストの言葉の記録』の「真理がなければ、神を侵すのは簡単である」より編集