日々の神の御言葉: 神を知る | 抜粋 90
2020年7月21日
創造されたもの、それ以外のもののいずれも、創造主の身分に代わることはできない
神が万物の創造を始めた時から、神の力が現され、明示され始めた。なぜなら、神は万物を創造する際に、言葉を用いたからである。神が万物をどのように創造したか、なぜ創造したかを問わず、神の言葉により万物が出現し、確立され、存在した。そしてそれは創造主のみが持つ権威である。人間がこの世に出現する前、創造主は、自身の力と権威を用いて、人間のために万物を創造し、神の特別な方法により、人間に適した生活環境を整えた。神が行なった業は、すべて人間のための準備であり、やがて人間は神の息を授かる。すなわち、人間が造られる前、天、光、海、地や、小さな動物、鳥、様々な種類の昆虫や、バクテリアなど肉眼では見えないものを含めた微生物など、人間とは異なるすべての生物や創造物に対して、神の権威が示された。これらは、それぞれ創造主の言葉により生を受け、創造主の言葉により繁殖し、創造主の言葉により創造主の支配のもとで生活した。こうした創造物は、創造主の息を受けなかったものの、様々な形や構造で創造主から授かった命と活力を示している。またこうした生物や創造物は、創造主が人間に与えた話をする能力を授からなかったが、それぞれ創造主から授かった命を示す方法を授かっており、その方法は人間の言葉とは異なるものである。創造主の権威は、静止しているように見える物体が消えて無くならないよう、それに命の活力を与えるが、それ以上に、絶滅を避け、また創造主により授けられた生き残りのための律法や原則を世代を超えて受け継ぐよう、繁殖して増加する本能を全ての生物に授ける。創造主が神の権威を行使する様式は、厳密にマクロ的観点やミクロ的観点に固執せず、またいかなる形態にも限定されていない。神は、宇宙のはたらきを支配可能であり、万物の生死を支配し、そしてなによりも、万物を操作して神に仕えさせることが可能である。神は山、川、湖などのはたらきを支配することが可能であり、その中にある物を支配し、さらに万物が必要とする物を提供することも可能である。これが、創造主のみにある権威の、人間以外の全ての物に対する顕現である。こうした顕現は生涯に留まらず、終わることも中断することもなく、いかなる人や物によって変えられたり損なわれたり、加減されたりすることもない。創造主の身分に代わることができる者は存在せず、したがって創造主の権威は、いかなる創造物によっても代えられることができず、また創造物以外の物が得ることのできないものである。例として、神の使いや天使について検討する。彼らには、神の力が無く、いわんや創造主の権威は無い。なぜなら、彼らには創造主の本質が無いからである。神の使いや天使など創造物以外の物は、神に代わってある程度の業を行うことができるが、神の代理となることはできない。彼らには、人間には無い力があるものの、彼らには神の権威が無い。すなわち、彼らには、万物を創造し、万物に命令し、万物を支配する神の権威が無い。したがって、創造された物以外のいかなるものも、神の独自性を代理することはできない。またそれと同様に、神の権威と力についても、創造された物以外のいかなるものも、その代理となることができない。あなたは、神の使いが万物を創造したなどということを、聖書で読んだことがあるだろうか。また、神が使いや天使に万物の創造を任せなかったのは、何故だろうか。それは、彼らには神の権威が無く、したがって神の権威を行使する能力が無かったからである。あらゆる被造物と同様、彼らもまた創造主の支配と権威の下にあり、したがって創造主は彼らにとっても神であり、主権者である。高貴であるか卑しいか、力が強いか弱いかを問わず、神の使いと天使たちの中に、神の権威を超えることの出来るものはいらず、したがって、彼らの中には創造主の身分の代理となることのできる者はいない。彼らが神と呼ばれることは決して無く、また創造主となることも無い。これは変えることのできない真理であり、事実である。
『神を知ることについて』「唯一無二の神自身 1」(『言葉』第2巻)より
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