創造主の権威は不変であり、犯すことができない
聖書のこれら三ヵ所から何がわかりましたか。神が権威を行使するにあたり、そこに原則があることを理解しましたか。たとえば、神は虹を用いて人間との契約を立てましたが、雲間に虹を置くことで、自分が洪水で世界を滅ぼすことは二度とないと人間に伝えました。人々が現在目にする虹は、神の口から語られた虹といまだ同じものですか。その性質や意味は変わりましたか。当然、そのようなことはありません。神は自身の権威を用いてこの業を行ない、神が人間との間に立てた契約は現在に至るまで続いており、この契約が変更される時期は言うまでもなく神次第です。「雲の中に、にじを置く」と述べた後、神は常にその契約を遵守し、今日に至っています。このことから何がわかりますか。神には権威と力があるものの、自身の業に対して厳格であり、厳しい原則に従うとともに、いつも自身の言葉に忠実である、ということです。神の厳格さと神の業の原則は、創造主が犯すことのできない存在であること、そして創造主の権威が無敵であることを示しています。神には至高の権威があり、万物は神の支配下にあり、また神には万物を支配する力がありますが、神は自身の計画を害したことも乱したこともなく、権威を行使するたび、常に自身の原則を厳しく守り、自身の口から語られた言葉、および自身の計画の段階と目的に従っています。言うまでもなく、神に支配されている万物もまた、神が権威を行使する際の原則に従っており、いかなる人や物も神の権威による采配を免れず、神の権威が行使される際の原則を変えることもできません。神の目から見ると、祝福された人は神の権威がもたらす素晴らしい賜物を受け取り、呪われた人は神の権威のために懲罰を受けます。神の権威の支配下においては、いかなる人や物も神が行使する権威を免れず、神の権威が行使される際の原則を変えることもできません。創造主の権威はどの要素が変わったところで変化せず、同様に、神の権威が行使される際の原則は、いかなる理由であっても変わりません。天地が大変動に見舞われても創造主の権威は不変であり、万物が消え去っても創造主の権威は決して消滅しません。これが創造主の不変にして犯すことのできない権威の実質であり、創造主が唯一無二たるゆえんなのです。
『神を知ることについて』「唯一無二の神自身 I.」(『言葉』第2巻)
信仰上の悩みや疑問がありましたら、いつでもご連絡ください。