日々の神の御言葉: 神を知る | 抜粋 157

伝統文化と迷信には、多くの類似点がありますが、具体的な伝説や暗示、典拠などがあるのは、伝統文化のみです。サタンは民間伝承や歴史書にある物語を数多く作り上げて、人間に伝統文化や迷信の登場人物などを深く印象付けています。例としては、中国の八仙過海、西遊記、玉皇大帝、ナーザの大暴れ、封神演義など。これらの例は、人間の心に深く根ざしていませんか。あなたがたの中には詳細をすべて把握していない人もいるでしょうが、あらすじは知っており、そうした内容の概要が心や頭に残って忘れることが出来ないのです。これらの例は、サタンがはるか昔に人間向けに作り、サタンの様々な思想や伝説を異なる時期に何度となく流布してきたものです。こうした事柄は人間に直接的な危害を加え、人間の魂を蝕み、人々に次々と呪文をかけます。つまり、こうした伝統文化、伝説、迷信から生まれた事柄を受け入れ、こうした事柄が頭の中で確立された存在となり、心から離れなくなった時点で、それは呪文のようなものとなり、そうした文化、思想、伝説に捕らわれ、影響されるようになるのです。こうした事柄は、生活や人生観、物事の判断力に影響を与えます。とりわけ、人生における真の道の追求に影響を与えるので、これはまさしく呪文です。その呪文を捨て去ろうとしても捨てられず、切っても切り捨てられず、打っても打ち倒すことが出来ない。そうではないですか。(その通りです。)さらに、人間が無意識のうちにこの種の呪文にかかった場合、人間は知らぬうちにサタンを信仰するようになり、心の中にサタンの像を育てます。つまり、サタンを偶像、崇拝対象として、過度の場合は神とみなします。こうした物事は人間の心に無意識のうちに存在し、人間の発言や行動を支配します。さらに、あなたはこうした物語や伝説を虚偽とみなしますが、そのうちその存在を無意識のうちに認め、そこから実在の人物を作り出し、実在する物事に変えていきます。あなたは、無意識の領域で、これらの思想や物事の存在を受け入れるのです。また、あなたは無意識のうちに悪魔、サタンそして偶像を自宅や心に受け入れるのです。これはまさしく呪文です。あなたがたも、そう感じませんか。(感じます。)あなたがたの中に、香を焚いて仏陀を崇拝したことのある人はいますか。(はい。)それでは、香を焚いて仏陀を崇拝した目的は何でしたか。(平安を祈ることでした。)今、考えてみれば、サタンに対して平安を祈るのは愚かなことではありませんか。サタンは平安を与えますか。(与えません。)当時のあなたがたは無知だったのですか。(無知でした。)そのようなやり方は不合理であり、無知でうぶなことですね。サタンは人間を堕落させることのみを考えているので、平安を与えることはありえず、束の間の休息を与えるのみです。しかし、あなたはサタンに忠誠を誓わねばならず、約束やその誓いを破った場合、それがいかにあなたを苦しめることになるかを思い知るでしょう。あなたに誓わせることにより、サタンは実はあなたを支配したいのです。あなたがたが平安を祈った時、平安を得ましたか。(いいえ。)平安を得なかったし、逆に不幸や終わりの無い災難やたくさんの悲惨な出来事が、まさに際限の無い辛苦の大海原のごとく起こりました。サタンの領域に平安は無い、というのが真実です。これは、封建的な迷信と伝統文化が人類に与えた悪影響の結果です。

『神を知ることについて』「唯一無二の神自身 6」(『言葉』第2巻)より

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