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追求の裏に隠れている秘密

山東省徳州市 李麗

少し前、私は兄弟姉妹によって中級指導者に選出されました。ある日、同労者と集まっているときのこと、「うまくやらなければならない。私の働きぶりがまずければ、指導者や同労者は私をどう見るだろう」と考えずにいられなくなりました。その結果、何かについて話し合う際、その件について少しばかり分かっていれば率先して発言するものの、その件をまったく理解していなくて何も言えない場合は不安にかられるようになりました。集会が続いた数日間、私はどこかの格闘競技場にいるかのように疲れ、ひときわ不安を感じていました。自分が露呈したことを後からくよくよ考え、このような状況は単に自分自身の見栄によるものであり、そこに本当の問題はないと認識しました。

証し

そしてある日、指導者から集会の開催を知らされました。その集会を主催するのが上級指導者だと知って私は特に興奮し、「自分にとってよい訓練の場になりそうだ。うまくやって好印象を与えることができれば、昇進させてもらえるかもしれない。そして自分の責任が大きくなったら、同労者だけでなく兄弟姉妹も私を称賛してくれるだろう」と考えました。そのため私は、その会議でかなりためらいがちに話しました。不適切なことを一つでも言って指導者の私に対する印象が悪くなることを恐れたからです。その集会がようやく終わったとき、前日までの不安と疲労にもかかわらず高揚感を覚え、自分の未来は多くの約束で満たされていると感じました。それ以降、私の「追求」はどんどん強くなっていきました。

ある日、私は次の説教の一節を読みました。「かつて人々は、自分の以前の罪や、自分がどんな堕落を露呈していたかにばかり目を向けていましたが、その一方で自分のあらゆる言動を分析することはしていませんでした。それは堕落したサタン的性質、赤い大きな竜の害毒、人の空想と観念の世界、そして逸脱や虚構に属するものです。また人は自分の精神状態と内面の自己を分析し、心の奥底に隠されている物事を理解し、神様の御前に出て真理によってそれらを検証することで、自分の堕落を知り、堕落の真の問題を理解しなければなければなりません。主な罪が現れていないからといって、魂の中に何の問題もないというわけではありません。隠された悪意、性質、そして本性のほうが解決は難しいのです。人々は鼻づまりでは死にません。命を奪うのは深刻な病なのです」(『説教集―いのちの供給』の「自分の堕落した本質を知ることでのみ、人は神を信じる正しい道に入ることができる」より)これを読んで、二度にわたる以前の集会から自分の心理について考えずにはいられませんでした。そして心の中で、それを支配していたのはどのような本性だったのかと考えました。そのとき、私は自分の状況を検証して分析するために、それに対応する真理を探し始めました。

神様のお導きのもと、私は次の御言葉を目にしました。「例えば、パウロを特に偶像化する人がいます。出かけて行って演説をし、働くのが好きで、集まるのを好みます。人が自分の話を聞いてくれ、自分を崇拝してくれ、自分の周りに集まってくれるのが好きです。人の心の中に地位を持つのが好きで、人が自分のイメージを高く評価してくれると喜びます。このような振る舞いから、この人の本性を分析してみましょう。このような振る舞いの人はどのような本性を有していますか。本当にこのように振る舞うなら、傲慢で思い上がっていることはそれで十分にわかります。神をまったく崇拝していないのです。高い地位を求め、人に対し権威を持ちたい、人を占有したい、人の心の中の地位が欲しいと願います。その本性の際立った側面は、傲慢さと思い上がり、神を崇拝する気のなさ、そして人から崇拝されたいという願望です。これはサタンの典型的な姿です。このような振る舞いにより、その本性をはっきりと見極めることができます。」(『キリストの言葉の記録』の「どのようにして人間の本性を知ればよいか」より)私は神様の御言葉の一言一句を理解しようと何度も試み、それを自分の考えや言動と比較しました。そして初めて真理が見えました。私が集会でひときわ神経質になり、自分を抑えていたのは、他の人たちの関心を引きつけるため、自分を偉く見せるためだったのではないでしょうか。より高い地位を得て、人々にますます尊敬されるためだったのではないでしょうか。指導者が自分を高く評価していると感じたとき、私は自分の将来が完全に約束されたと思い、さらに自惚れ、力が沸いたように感じました。このことから、自分の傲慢さの本性が理解できました。私は常に目上の立場にいて人々を統率し、人の心の中で地位を占めたかったのです。私はパウロと同じものを追い求めていました。実際のところ、私が追い求めていたのは神様を崇拝して満足していただくことではなく、神様から与えられた地位を利用して自分の欲望と野心を満足させることでした。それはまさに、大天使が自分の傲慢さを露呈したのと同じではなかったでしょうか。私は反キリストの道を歩んでいたのではないでしょうか。

以前集会に参加したとき、私はすぐに萎縮していましたが、自分は虚栄心が強すぎるのだと考えるだけで、その背後にあるものを詳細に分析してはいませんでした。こうして分析してみると、それは傲慢で自惚れた本性によるものであり、その背後には狡猾で傲慢な個人的野心があることに気づきました。私は自分の傲慢さに支配され、強く神様に反抗していたのです。より高い地位を得て兄弟姉妹から称賛されるために、せわしなく動き回って本分を尽くし、死にものぐるいで自分を誇示していたのです。兄弟姉妹の前で自分をさらけ出すときも、奥底にある物事をきちんと分析しようとはせず、むしろ自分を高めて自分の証しをするため、自分の外面的な行動について語りました。神の言葉を飲み食いしていても、それは理解を深めたり、真理を受け入れたりするためではなく、兄弟姉妹に見せつけるための行為でした。……このように考えると身がすくみました。私は神様に仕えていたのではなく、自分の関心事にすっかり囚われ神様に反抗していたのです。今、神様が私に対し、自分の傲慢な本性を認識し、熱心な追求の裏にある野心と不純に気づけるようにしてくださらなかったら、そして私が誤った道を歩んでいることを見えるようにしてくださらなかったら、私は自分の傲慢な道を進み続け、神様に逆らって裏切る悪事を行ない、その結果として神様の懲罰を受けていたでしょう。

時宜を得た啓示と導きにより、私の傲慢な本性の本質に気づかせ、反キリストの道を歩んでいたことを理解させてくださった神に感謝いたします。この経験により、私は特にあることに気づきました。経験する中で、自分が露呈する物事や罪に目を向けるばかりでなく、それらを真理と比較し、奥底に隠された物事を分析することで、自分の本性をより深く理解し、性質を変えなければならないのです。今後は自分の精神状態と心の状況を慎重に分析し、自分の堕落した本質を理解し、神様の救いに至る正しい道を探し求めて辿りたいと思います。

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